漆かき道具職人、鍛冶屋の中畑さんの作業場を見学してきました。

鍛冶屋 中畑さん

町のメインストリートから脇道に一本入ったところが作業場です。

地域おこし協力隊の筒崎さんと、母親とともにお邪魔しました。

作業場の外観はタイムスリップしたかのような雰囲気でした。

鍛冶屋 中畑さん

中に入ると奥さんと作業中でした。

二人呼吸のあった作業に、見入ってしまいました。

漆かき道具を作る鍛冶屋さんは、日本には中畑さん、一人になってしまったそうです。

漆の木を専用の道具で傷をつけ出てきた樹液が漆器の元となります。

 

中畑さんは中学校卒業されてから45年間以上、青森県田子町で鍛冶のお仕事をされています。

「時代に乗り遅れてしまって今でも鍛冶屋だよ。」

と言ってました。田子町にも昔は鍛冶屋さんはたくさんあったのだそうです。

馬車の鍛冶屋さん、農機具の鍛冶屋さんといったように、鍛冶屋と言っても専門があったみたいです。

お邪魔したときは、鋼を熱し、叩いてたところでした。

鍛冶屋 中畑さん

鍛冶屋 中畑さん

↑写真の鋼は前日もの。

そうそう、田子町の地域おこし協力隊員の新岡さんは、中畑さんのところで技術を学んでいます。

新岡さんは他の鍛冶屋さんで10年以上の経験があり、日本で最後の鍛冶屋さんがいると聞いて田子町にきたそうです。

 

中畑さんは漆かき道具だけでなく、さまざまな道具を手掛けてきたそうです。

その一つが先日も紹介した

Sサイズにんにく

にんにくナイフ

中畑さん自身もにんにくを栽培しているとのことで、にんにくトークでも盛り上がりました。

実はこのにんにくナイフ。このカタチになるまで改良に改良を重ね8年かかったそうです。

 

昔は、にんにくを保管する冷蔵庫がなかったので、収穫→乾燥を終えるとすぐに、皮むき作業して出荷していました。

そうすると、にんにくナイフを使うのは1年に1回。ナイフを修正するのもその時に限られていたそうです。

「刃が切れすぎると根だけでなく、にんにくまで切ってしまう。そして、この先の曲がりの角度が人それぞれ好みがあるんだよなぁ。

農家の母ちゃんがうちに来て、誰々さんのナイフが使いやすかったから、その角度にしてちょうだい。

そんなこと言われるのはしょっちゅうだったよ。」

でも、そのナイフ一つ一つ覚えていないから、ナイフ持ってきてちょうだいと言っていたそう。

 

「そうやって言ってきてくれることが幸せなんだ、ある人は、何年も同じナイフを使ってて、刃が少なくなってもまだ持ってきてこうして欲しいと言ってくるんだよ。こっちとしては新しいナイフ勧めたいところだけど、その人はそのナイフじゃなきゃダメなんだよなぁ。」

この言葉を聞いて、今、自分を含めこういう感覚が薄れてきているのでは!?と気付かされたように思いました。

ホームセンターに行けばほとんどの道具がお金で揃う。

便利になったのは事実だと思う。。。

 

鍛冶屋さんと使う人が道具を愛情を持って育てていかなければいけないのではないか?

 

農家も鍛冶屋さんも昔は近かった。

道具を鍛冶屋さんが作り、使い手が使ってみて、もっとこうして欲しいとまた鍛冶屋さんに行く。

その繰り返し。繰り返しが道具を育て、鍛冶屋さんを育て、使い手の人を育てていったんだと思う。

 

「ナイフ使ってて、こうして欲しいってのがあれば持ってきてください」

そう中畑さんは言ってくれた。

 

鍛冶屋 中畑さん

鍛冶屋 中畑さん

普段使っているにんにくナイフ。

田子印

その道具には、想像以上の経験、思いが詰まってました。

 

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