小さな頃、小学生1〜2年くらいだったろうか。

にんにくをやっていた、祖母の家、我が家から車で15分いっとこにあり、週末となれば、畑が遊び場で泊まりに行ったり、じいちゃん、ばあちゃん子だった。

木造の小屋の奥は、漬物小屋になっていて、湿度があり、日が当たらない、裸電球をつけて漬物を取る、ばっちゃの姿が今でも覚えている。

お腹が減り、気がつくと、漬物小屋に入って重い石をどけて、梅干しを手づかみして食べていた。

ばっちゃに見つかると、
『まだ食ってらってが!』

と笑顔で漬物小屋に行き漬物樽を直してした。

他にも味噌や、たくあんが並ぶ漬物小屋。

あの時の、匂いや雰囲気は今でも鮮明に覚えている。

高校卒業して、埼玉に就職し、味噌を買って食べた。確かだし入りなんとか味噌だったけな。

もったいないことをしたと思うが、全部たべれなかった。

実家に電話をして、ばっちゃの味噌と漬物送ってもらった。

上京し、一人暮らしした事で、普段食べていた、味噌や漬物のありがたみが身に染みた。

それは、いくらお金があっても買えない価値だし。

間違いなく世界一のばっちゃの【手】で作った食べ物だったから。

母がある時、ばっちゃのレシピを残さないといけないから、目分量で作る料理を、すべて計りで測ったことがある。

後日、同じく測ってやっても同じ味にならない。

あの時の、味噌、漬物は、ばっちゃにしか出せない美味しい味だったんだ。

今はもう食べることは出来ないが、各家庭の漬物には、味以上に身体に染み付いた記憶として、残っている。

ふとした時に、漬物小屋に行くと、当時の樽などがそのまま残っている。

あぁ食べたい。

美味しい記憶。

忘れてはいけないし、忘れられないと思う。

そこに住む人、気持ち、心意気、文化、すべてが合わさっての【美味しい】

文化がなくならないよう、できる事から少しずつやろうっと♪

*写真はイメージです。

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